スプレーの仕様による出現ポケモンの絞込みについて【Repel trick】

こんにちは、Keyです

自然遭遇で色違い厳選をしているときに「狙ってないポケモンが光った……」ということはないでしょうか

今回はそんな悲しい事故が起こりにくくなるスプレーの絞込み技術について紹介します

もくじ

スプレーアイテムの効果

まずはスプレー系アイテムの効果をおさらいしましょう

・使用後一定歩数移動する間、先頭のポケモンよりレベルの低いポケモンとのエンカウントをスキップする

シンボルエンカウント、ずつき、揺れる草むら、釣りのような強制的にエンカウントを発生させるものには効果がない

・2~5世代ではひんしではない先頭のポケモン(バトル開始時に相手と対面するポケモン)のレベルを参考にする

スプレーの絞込み(Repel trick

ここからが本題です

スプレーの仕様を利用したテクニックを紹介します

 

例としてHGSSハナダの洞窟、地下一階の出現ポケモンを見ます

二行目はレベル、三行目は出現率を表しています

ここでソーナンスの色違い厳選をしたい場合を想定します

ソーナンスの出現率は5%と低いため、ソーナンスの色違いに出会うまでに他のポケモンの色違いが大量に出てしまうことが予想できます

というより、20回に1度しかソーナンスに出会えないため単純に効率がとても悪いです

 

ここで手持ちを以下のようにしてスプレーを使ってみましょう

この場合、レベル49のデンリュウが先頭なので、レベルが49より低いポケモンとのエンカウントが発生しません

先程の表を見ると、レベル49以上なのはソーナンスしかいないため、スプレーの効果中はソーナンス以外のポケモンとのエンカウントをすべて排除してくれます

(灰色塗りつぶしとはエンカウントしない)

これでエンカウント演出が入った瞬間ソーナンスが出てくることが確定するため、色粘りの効率がグッと上がります

というのがこのテクニックの基本です

 

しかし、ひとつ頭に入れておきたいのが、ソーナンスの出現率を100%にしているのではなく、ソーナンス以外とのエンカウントをスキップしているという点です

具体例を出すと、スプレーを使わずに500マス歩いた場合、下記画像、左側のようなエンカウントが発生したとします

スプレーを使った場合、ソーナンス以外とのエンカウントをスキップするため右側のようになるます、ご覧のとおりソーナンスとエンカウントするまでの歩数は変わりません(灰色塗りつぶしとはエンカウントしない)

他のポケモンとエンカウントする時間を省いているため効率化されますが、数マス歩いただけでソーナンスが出るような状況を想像していると肩透かしを食らう感じになるため、しっかりと原理を理解しておきましょう

 

このテクニックは海外では「Repel trick(リペルトリック)」と呼ばれていますが、国内ではこれといった名称は付けられていないように思います

(そもそも Repel trick や他の努力値などの語も非公式の名称なのであれですが……)

(むしよけスプレーの英語名が、「撃退」を意味する「Repel」であることから来ていると考えられます)

このテクニックが使えない(使わない方が良い)場合

スプレーアイテムの仕様として、

シンボルエンカウント、ずつき、揺れる草むら、釣りのような強制的にエンカウントを発生させるものには効果がない

とあるため、これらの色粘りは出現するポケモンが狩りにランダムだったとしてもスプレーを使ったところで出現ポケモンは変わりません

また、先程のハナダの洞窟の例でパラセクトを粘りたい場合、レベル47のポケモンを先頭にしてスプレーを使うと1/4でパラセクトが出ていたところが、1/5でパラセクトが出るようになります

パラセクト【47】が5%、他の47以上のポケモンの合計出現率が20%のため)

まあレベル47のパラセクトを光らせることにこだわりがあるなら使った方が良いのですが……

 

自然遭遇で色違いを狙う場合は出現ポケモンのレベルと出現率をしっかりと調べ、このテクニックを使用するか考えましょう

応用編

特性との併用

2~5世代ではひんしではない先頭のポケモン(バトル開始時に相手と対面するポケモン)のレベルを参考にするため、特性を上手く活用するとさらに効率をあげることができます

手持ちを以下のようにしてスプレーを使った場合を考えてみましょう

デンリュウの特性はせいでんきで電気タイプのポケモンが出やすくなるため、レアコイルマルマインの出現率が上がります

さらにスプレーが二番手のオーダイルよりレベルが低いポケモンとのエンカウントを無くします

(同じくせいでんきで出現率が上がるマルマインはここで消える)

せいでんきによる電気タイプの呼びよせとスプレーによる絞込みを行うことで、レアコイルの出現率を大幅にあげることができます

 

これに関してはもちろんレベル47のせいでんきポケモンを準備してもいいのですが、わざわざ育てるのも面倒です

まずはボックス内を探してみると該当レベルのポケモンがいる可能性もあるので、ひんしではない先頭のポケモンのレベルを見るというのは覚えていて損はないと思います

(他にじりょく、シンクロ、はっこう等もひんし状態でも効果が発揮されるため、せいでんきと同じ動かし方ができます)

実は……

実は特性によるタイプの呼び寄せとスプレーの絞込みを同時に行うとかえって出現率が下がってしまう場合もたまにあるのですが……

これに関しては特性によるタイプの呼び寄せの仕様が悪さをしているため、また後日別記事でお話します

スプレーの効果を切らさない方法

BW2ではスプレーの効果が切れたときに次のスプレーを使うか選択肢が出るようになりました

逆に言うとBW以前ではスプレーの効果が切れたら毎回カバンを開いてスプレーを使う必要があるので面倒です

実はスプレーの効果を切らさない方法もあるのでここで紹介します

(まあそれぞれ別のデメリットもあるのですが……)

 

・一瞬だけボタンを押して向きを変える

主人公が向きを変えるだけではスプレーの効果時間は消費しませんが、エンカウントの判定は行われます

そのため、一瞬だけボタンを押して向きを変え続けるとスプレーの効果をずっと得ることができます

 

これのデメリットですが「一瞬だけボタンを押す」というのが結構難しいです

ミスって歩いてしまうと結局スプレーの効果時間は消費しますし、なにより一瞬だけボタンを押そうとするとそれなりの集中力が必要になります

強いて言えばバッグを開けなくなるHGSSの虫取り大会や、歩数制限があるサファリ粘りで使えるかも、という程度ですね

・ダート自転車

RSE、ORASに存在するダート自転車は、Bボタン長押しでウィリー状態になり飛び跳ねます

ウィリー状態はエンカウントの判定は行われますが、移動はしていないのでスプレーの効果時間は消費しません

 

デメリットとして、ルビーとサファイアではバグによってウィリー状態を続けているとだんだん遅くなり、最終的にフリーズすることもあるようです(エメラルドでは解消されてる)

あと、普通にマッハ自転車で走ってエンカウントした方が早いです

Bボタンを長押しするだけでポケモンとエンカウントできるので、他の作業の片手間にやるのには向いていますね

まとめ

どうだったでしょうか、今回紹介したテクニックは、自然遭遇で色粘りをするには必須級のテクニックなので積極的に使っていきましょう

では、また次の更新で!!

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